Radfahrers Nachtlied

ドイツの自転車競技選手・アンドレアス・クレーデンを中心とした自転車ロードレースと、極々たま~にクラシック音楽やその他のテーマに関する雑文

ランスの処分が確定

本日、UCIがランスのドーピング問題に関するUSADAの裁定を受け入れると発表。これにより1998年8月1日以降のランスの成績の剥奪が確定したことになるわけです。
この問題について、そして剥奪された場合のツール勝者については7月11日の記事でも書かせて頂きましたが、ASOのプリュドムは確か最近「ランスの処分が確定した場合は1999年〜2005年は繰上げを行わず勝者は空位とする」なんて発言をしていたと思います。

7月11日の記事ではあえて客観的な視点から「あの頃のドイチュ・テレコム、Tモバイルも完全にクリーンと言い切れるのかな?」なんてことを書きましたが、今日は逆にランス・ファンに嫌われることを覚悟して主観的な本心を書いてしまおう。

99〜05年の勝者「空位」はこれを書いている現時点ではまだ正式決定ではないと思うのですが、仮に勝者「繰上げ」になった場合、ウルリッヒが4勝になってしまう事に抵抗を感じる、というような意見もあちこちで見られます。
しかしですね、ウルリッヒの記録のうち、ドーピングが行われたとしてCASによって剥奪されたのは05年5月以降のみ、なんですよ。そしてCASの判定は最終的な決定であったと思います。つまり05年5月以前の記録は正当に認定されているのです。
ですから、勝者繰上げになった場合、ウルリッヒ4勝には何の問題も無いのです!
素晴らしいっ!ウルたんはやっぱり「ボスそのもの」、スーパーヒーローだったのです!

そしてそのスーパーヒーローウルたんをさらに追い越して04年に王者となったのが偉大なる我らがクレーディなのです!!

…という訳でプリュドムさんには是非是非考えを改めていただき、ツールの勝者は繰り上げにして頂きたいです。(まあ無理か…なんて可哀想なウルたん…)




(とか何とかいってそのうちドイツ反ドーピング機構あたりが騒ぎ出してウルたんの記録も全部剥奪、クレーディも過去の記録を剥奪、なんてことになったりして…ひぃ〜)