Radfahrers Nachtlied

ドイツの自転車競技選手・アンドレアス・クレーデンを中心とした自転車ロードレースと、極々たま~にクラシック音楽やその他のテーマに関する雑文

アワーレコードはどこまで伸びるか?

今年UCIが使用機材の規則を改定したお陰でチェコのオンドジェイ・ソセンカが2005年に樹立した49.700km/hを更新できることがほぼ確実となったため、俄にアワーレコードへの挑戦がブームのようになっている昨今ですが、昨日もオーストリアのマティアス・ブレンドレが51.852km/hを打ち立て、9月にフォイクトが作った51.115km/hの記録をあっさり更新していしまいました。
中盤までは52.129km/h前後まで行ってましたが、終盤だいぶ垂れましたね…
まあブレンドレは2009、2013、2014年とオーストリアのTTチャンピオンになっている選手ですから、引退直前のフォイクトの記録を破ったのは順当と言えるかもしれません。

とは言え、ブレンドレは今年の世界選手権の個人TTでは優勝したウィギンスから3分39秒遅れの35位。平均速度はウィギンスから3.044km/h、2位のマルティンからは2.662km/h遅いのです。
単純計算してこの差をブレンドレの記録に加えると、マルティンなら54.512km/h、ウィギンスなら54.896km/hとなりますが…
世界選の時のマルティンは絶好調ではなかった可能性もありますから、絶好調時のマルティンなら55km/h行けるかもしれませんね…